これまでは数値や文字列のようなデータを扱ってきましたが, Python ではリストや辞書と呼ばれるものを使って, 複数の値を一つにまとめることが出来ます.
リストは複数の値の並びを一つにまとめることができます. リストは角括弧を使って書きます.
primes = [2, 3, 5, 7, 11, 13]
print(primes)
primes[n]
のようにして, リスト prime
の n
番目の値を取得できます. (プログラミングでは数は0から数えることが多いため, 先頭の数は0番目になります)
print("0番目:")
print(primes[0])
print("1番目:")
print(primes[1])
print("2番目:")
print(primes[2])
primes[n]
に値を代入することで, prime
の n
番目の値を変更できます.
print(primes)
primes[1] = 100
print(primes)
辞書はその名の通り辞書のようなもので, キーと値のペアの集合です. 辞書は波括弧を使って書きます.
eiwa = {
"apple": "りんご",
"dog": "イヌ",
"egg": "卵"
}
print(eiwa)
eiwa[key]
のようにして, eiwa
のキーが key
である値を取得できます.
print(eiwa["dog"])
存在しないキーの値を取得しようとするとエラーになります
# eiwa["cat"]
# ↑ を実行すると, 以下のようなエラーが表示されます.
# (以降のプログラムが実行されなくなるためコメントアウトしています.)
# ---------------------------------------------------------------------------
# KeyError Traceback (most recent call last)
# <ipython-input-6-e12575542c60> in <module>()
# ----> 1 eiwa["cat"]
# KeyError: 'cat'
辞書にあるキーが存在するかどうかはin
演算子でチェックできます. 存在する場合は True
(真), 存在しない場合は False
(偽) という真偽値が返ります.
print("dog" in eiwa)
print("cat" in eiwa)
eiwa[key]
に値を代入することで, eiwa
のキーが key
である値を変更出来ます.
print(eiwa["dog"])
eiwa["dog"] = "犬"
print(eiwa["dog"])
eiwa.keys()
でキーのリスト, eiwa.values()
で値のリスト, eiwa.items()
でキーと値のペア (タプル) のリストを取得できます.
print(eiwa.keys())
print(eiwa.values())
print(eiwa.items())